濃度は味噌汁で攻略せよ!
こんにちは、ナツキです!
今回は、
なぜか苦手意識を持ってしまう
「濃度」
の話をしていくんですが、
ぶっちゃけた話、
molのほうのブログを読んで
くれたあなたなら楽勝です。
これを別のものだと分けて、
「難しそうだから」
と捨ててしまうのは
もったいないです。
この分野とmolを合わせれば、
10点は変わります!
逆に、苦手なままだと、
ほかの分野でも足を引っ張って
20点は損します。
ここらができれば、
化学への恐怖がなくなり、
同じ苦手だった人から見れば、
「すごい、なんでできるの?」
得意な人からも、
「あいつやるなあ」
なんて思われるでしょう。
今日でまとめて、
得意にしてしまいましょう。
まだmolを読んでいなければ、
こちら、
さて、そもそも、
「濃度」って何でしょう。
漢字から察するに、
「濃さ」ですよね?
じゃあ仮に、
味噌汁を作るとしましょう。
味噌汁の濃い、薄いって
なにで決まってきますか?
そう!
みその量です!
じゃあ、
濃くなったらどうしますか?
水を足しますよね?
だからもう一つ大切なのは、
水の量です!
その濃さを数字にして、
わかりやすくしたものが、
「濃度」です。
ただ、扱いたい単位って
業者さんによって違うんですよね。
工場の人は、
重さにしか興味がないので、
こう聞きます。
(あくまでイメージです。)
「水100gに対してみそを何gいれますか?」
これが質量%濃度です。
つまり、いつも%って言ってるやつですね。
でも、研究者は違います。
「おれはmolがいい」
「水もgじゃ面倒だからLにしてくれ」
こういいます。
そこで、
「水1Lに対してみそを何molいれますか?」
としたのがモル濃度です。
だから大切なのは、
濃度の定義です。
molはあなたはもう求められます。
濃度が知りたければ、
あとは、
何Lの水(溶媒)に入っているのか
がわかればいいのです!
水は1Lに対して知りたいと
研究者は言っていました。
だから、単位は
(mol/L)となります。
つまり、
何(L)かで割り算してあげて、
1Lあたりにしてあげればいいのです!
では練習してみましょう。
20gの水酸化ナトリウムNaOHを
水に溶かして2Lとした時の
水酸化ナトリウム水溶液のモル濃度を計算せよ。
ただし、原子量は以下とする。
Na=23、O=16、H=1
まず、molを求めましょう。
原子量は、前に出てきた
モル質量だと思ってください。
これは復習になりますが、
問題文が、gなので、
molを求めるには、
まず、
molの定義から、
gとmolの関係式をえらびます。
1mol=M(モル質量)gをえらび、
1=の形に変形すると、
1=M(g/mol)となります。
水酸化ナトリウムは、
NaOHですので、
M=23+16+1=40となります。
したがって、1=40(g/mol)となるので、
20gが何molか計算すると、
20g/1
=20g/40(g/mol)
=0.5mol
となります。
これを2Lに溶かしますので、
2(L)で割りますと、
0.5mol/2L
=0.25(mol/L)
と濃度を出すことができます。
だいぶ簡単に感じたのでは
ないでしょうか?
やることは、
水(溶媒)に、どれくらい
味噌(溶質)がとけているのか
を考えるだけです。
その単位を意識するために、
今日やった2つの濃度の定義を
白紙に書き出してみましょう。
書けるようになったら、
問題集を開いて、
「モル濃度を求める問題」
にチャレンジしてみましょう!
今回はこの辺で。