塩はいったい何性??

こんにちは、ナツキです!

 

回は、「塩が何性か」

を考えていきます。

 

これができると、

今までの考え方が

がらりと変わります

 

 

勉強していたら知っているかも

しれませんが、

塩の加水分解(pHの問題)は、

 

「知っていなければ不可能。」

「初見では思いつかない。」

 

なんて言われます。

 

 

ひどいですよね?

 

初見で思いつかない解法を、

覚えるなんてドMです。

 

謇矩権, 繧ュ繝」繝・メ, 迥ッ鄂ェ, 鄂ェ, 髱樒┌譁�, 繧ケ繝ャ繝シ繝�, 螂エ髫キ, 閾ェ逕ア豬ク騾�, 髱ゥ蜻ス

 

 

「でも受験だから覚えなきゃでしょ?」

 

と思ったあなた。

 

 

これを読んだあとには、

 

「みんなこんな無駄なことを

必死に覚えてるの?」

 

になります。

 

 

解くスピードもおそらく、

2倍は速いです。

 

繧ケ繝斐・繝峨Γ繝シ繧ソ繝シ, 騾溷コヲ, 繝ゥ繝・す繝・, Vollgas, 鬮倬溘@縺セ縺�

 

 

ここを人より得意にして、

合格への近道をしましょう!

 

 

て、早速行きましょう。

 

前回の、

 

酸の強さ

その共役塩基の強さの関係

を使った、

 

一番簡単な例だと、

こんな問題があります。

 

shibutanichemi.hatenablog.com

 

NH4Clは何性か?

 

 

これを一般的には、

「強酸と弱塩基の塩だから酸性」

みたいなことを先生や友達は言います。

 

蜈育函, 蟄ヲ譬。, 螟ァ蟄ヲ, 繝懊・繝�, 謨呵ご, 謨吶∴繧�, 繝励Ξ繧シ繝ウ繝・・繧キ繝ァ繝ウ, 蟄ヲ縺カ

 

それでもこの問題は解けるのですが、

これは、アレニウスの考え方です!

 

これはこれとして、

一般的な考え方として

知っていてください。

 

 

かし、

計算という分野においては、

この考え方で行くと、

 

先ほど言ったように、

後々「塩の加水分解などで、

pHを求めるときに、

 

思いつきもしない解法を

覚えることになります。

 

f:id:baruruchan:20191219172421p:plain

 

 

しかも、全く応用が利きません。

 

 

もう一度言います。

 

 

酸と塩基の計算では、

ブレンステッド

で考えましょう。

 

 

そのために、をブレンステッドの

塩基として見ていきます。

 

 

まず、

NH4ClをNH4+ Cl

に分けて考えます。

(NH4ClNH4+Cl)

 

NH4+ です。

ClはHClの共役塩基です。

 

 

この酸と塩基の強さを、

どう比べるのかというと、

 

まず、

VS 塩基の共役酸

比較します。

 

繧「繝シ繝 繝ャ繧ケ繝ェ繝ウ繧ー, 遶カ莠�, 蠑キ蠎ヲ, 蠑キ蠎ヲ隧ヲ鬨�, 蠑キ縺�

 

NH4+ はKaが109

Cl共役酸のHClはKaが107

であり、

 

HClのほうがKaが大きいです。

 

 

共役酸のKaが強いということは、

塩基としては弱いです。

 

 

なので、

NH4+ (酸)  VS  Cl(塩基)

は、NH4+の勝ちとなり、

 

NH4Cl酸性だとわかります。

 

繧ォ繝・・, 蜍晏茜, 蜍晁�, 雉槭r蜿苓ウ�, 驥�, 雉�, 蜷崎ェ�, 謖ィ諡カ

 

慣れない考え方ですが、

できるようになってください。

 

 

今回は、丁寧にやりましたが、

 

 

慣れると、Clなんかは、

「塩基にもならない強さのもの」

だと一瞬でわかるので、

 

 

こんな問題、見た瞬間、

「あ、NH4+だから酸だ!」

になります。

 繝斐Φ繧ッ, 豌エ貊エ, 豌エ, 繝薙ャ繧ッ繝ェ繝槭・繧ッ, 繧ィ繧ッ繧ケ繧ッ繝ゥ繝。繝シ繧キ繝ァ繝ウ繝槭・繧ッ, 閭梧勹

 

pHを求めるにしても、

「塩の加水分解のpH」じゃないんです。

 

「酸のpH」を求める方法で解けばいいんです!

 

 

解法で覚えることなんてありません。

 

 

知っていなきゃいけないのは、

酸の強さと、塩基の強さ

という「法則」だけなのです。

 

 

他にも、

中和反応式が作れたり

その時のpHジャンプの位置もわかります

 

 

有機化学では、有機なのに、

この「酸の強さ」を使って、

有機化合物を分離します。

 

アレニウスだけでなく、

ブレンステッドでも考えられると、

圧倒的に化学ができるようになります。

 

覚えることも減るのです!

 

 

しかも、周りのライバルのほとんど

この考え方を知りません。

 

莠コ, 螻ア縺ョ荳�, 驕疲・縺励∪縺�, 螻ア, 驕疲・, 謌仙粥縺励∪縺励◆, 逶ョ讓�, 閾ェ逕ア, 逋サ螻ア

 

おそらく、いきなり、

ブレンステッドで考えない人

これを教えても、

 

「何言ってるの?」レベルでしょう。

 

 

化学の先生でも考えない人はいます。

 

 

あなただけが知っているこの方法で、

ライバルより優位に立ちましょう。

 

 

今回は、

前回書いてもらった、

「酸の強さの順」の隣に、

 

その共役塩基を書いていきましょう

 

 

すると、下から塩基が強くなり、

塩基の強さの表になります。

 

 

前回書いてもらった酸の中だと、

OH一番下(強い方)に来るでしょうか。

 

これが、NaOHKOHなどが

強塩基と言われる理由です。

 

 

 

酸の強さが分かれば、

多くの塩基の強さ、覚える必要がない

ことが分かってくれると幸いです。

 

 

それでは。